「リメンバー・ミー」公開!映画を100倍楽しく観るために♥メキシコの8つのアイコンをノート!

リメンバー・ミーのメキシコバージョンのポスター

3月16日、ピクサーの最新アニメ映画「リメンバー・ミー」の日本公開が始まりました!「リメンバー・ミー」は、メキシコの少年ミゲルと彼の”ファミリー”の心温まる物語。既にメキシコや米国で大ヒットを記録し、満を持しての日本公開です。

「リメンバー・ミー」の見どころの一つとも言えるのが、カラフルでユニークなメキシコのカルチャー。映画の中には、メキシカン・カルチャーにかかせないアイコンや風習がいたるところに散りばめられています。今回は、そんな「リメンバー・ミー」を100倍楽しく観る!?ために、映画に登場する8つのアイコンや風習をノートします。

 Contents  
  1. Día de los Muertos l ディア・デ・ロス・ムエルトス(死者の日)
  2. Ofrenda l オフレンダ
  3. Cempasúchil l センパスチル(マリーゴールド)
  4. Papel Picado l パペルピカド
  5. Calavera l カラベラ(ガイコツ)
  6. Xoloitzcuintle l ショロ(メキシカン・ヘアレス・ドッグ)
  7. Frida Kahlo l フリーダ・カーロ
  8. Alebrijes l アレブリヘス

 

Día de los Muertos l ディア・デ・ロス・ムエルトス(死者の日)

 メキシコの11月1日と2日は「ディア・デ・ロス・ムエルトス(死者の日)」で、亡くなった人の魂が帰ってくる日としてお祝いをします。

 もともとメキシコでは、アステカ王国などの先住民文明で死者の魂が帰ってくる日を祝う風習が毎年8月にあり、スペインによるメキシコ征服以降にキリスト教カトリックの11月2日の万霊節(全ての逝去した信者に祈りを捧げる日)と融合し、メキシコならではの「死者の日」が生まれたと言われています。「死者の日」はメキシコ独特の伝統文化として、2003年にユネスコ無形文化資産に登録されました。

 1日に帰ってくるのは子どもの魂、2日に帰ってくるのは大人の魂とされ、毎年これらの日には、帰ってくる故人をもてなすため家族や友人で集まり、祭壇(オフレンダ)やお墓を色鮮やかに飾り付け、お酒や美味しい食べ物、賑やかな音楽などを用意して盛大に祝います。カラフルに楽しく過ごすというのが何ともメキシコ流ですね。

 近年はアメリカのハロウィンの影響もあり、特に国境の近いメキシコ北部では、カボチャの装飾や仮装パーティーなども併せて行われることがあります。

 

Ofrenda l オフレンダ

 オフレンダは、「死者の日」に帰ってくる大切な人々を迎えるための祭壇です。亡くなった人の写真や、思い出の品々、生前好きだった食べ物や飲み物などの他、ろうそく、ガイコツの砂糖菓子(カラベリータ)、マリーゴールドの花、切り絵飾り(パペルピカド)などで飾るのが一般的です。

 観光地として人気の高いサン・ミゲル・デ・アジェンデ市で見かけた祭壇には、メキシコで最も有名なアーティストカップルのフリーダ・カーロとディエゴ・リベラが祀られていました。

 

Cempasúchil l センパスチル(マリーゴールド)

 メキシコの「死者の日」にかかせないのが色鮮やかなオレンジやイエローのマリーゴールドの花。メキシコ原産のキク科の植物で、メキシコではセンパスチルという名前で呼ばれ、「死者の花(Flor de muertos)」という異名も持っています。

 アステカ時代の一部の地域で、この花の鮮やかなオレンジ色には太陽の光が宿っていると考え、葬儀の際にセンパスチルで棺を飾る風習がありました。そこから、センパスチルが宿す太陽の光が、亡くなった人々が家に帰ってくる時の道標になると考えられ、「死者の日」にこの花を祭壇やお墓に飾るようになったと言われています。

 

Papel Picado l パペルピカド

 パペルピカドとは、メキシコの切り絵飾りのこと。パペルはスペイン語で”紙”、ピカドは”刺さった”を意味します。パペルピカドは、何枚もの紙を重ねて、その上にデザイン図を置き、カナヅチで丸のみを刺し込みながら作られるため、このような名前が付けられました。

 メキシコの「死者の日」や結婚式、お祭りには欠かせない飾りで、モチーフも自然の草花やガイコツ、聖人など様々でカラーも色とりどり。遠目から風に揺れる様子も可愛らしいですが、近くで凝った模様を見るのも一興です。

 19世紀頃にプエブラ州のサン・サルバドール・ウィスコロトラという街で作られ始め、20世紀にメキシコの他の都市へ広がりました。今でも、この街には多くのパペルピカド職人が住んでいます。

 

Calavera l カラベラ(ガイコツ)

 思い思いに着飾って動きまわり、生きている人間よりも世の中を楽しんでいそうなメキシコのカラベラ(ガイコツ)たち。ガイコツなので表情は無いはずなのに、なぜだか嬉しそうにも悲しそうにも見えてきます。メキシコでは日常的にもカラベラのアイコンを見かけますが、特に「死者の日」の前後になると街中がカラベラで溢れるように。

 このカラベラ、もともとは19世紀中頃から活躍した風刺画家ホセ・グアダルーペ・ポサダが新聞や雑誌の中で、当時の人々や政治家、有名人などをカラベラの姿でユニークに描いたことが始まりと言われています。生前のポサダは評価を得ないままに没したのですが、ポサダに影響を受けた芸術家の一人である巨匠ディエゴ・リベラが、ポサダの描いたガイコツの貴婦人を彼の作品に登場させたことで、ポサダが再評価されカラベラのアイコンが普及するようになったと言われています。

 

Xoloitzcuintle l ショロ(メキシカン・ヘアレス・ドッグ)

 主人公ミゲルの相棒のノラ犬は、メキシコ原産の毛の無い犬種、ショロイツクゥイントリ (Xoloitzcuintle)、通称 ”ショロ”です。日本では、メキシカン・ヘアレス・ドッグと呼ばれています。

 数千年前から存在する歴史の古い犬種で、メキシコ先住民文明の遺物にも度々登場します。”ショロ” の名前の由来でもあるアステカ神話の神様ショロトルは、死んだ人が向かう冥府の旅先案内人を担っていました。そのため、”ショロ” の飼い主が亡くなった際には、”ショロ” も一緒に埋葬するという慣習があったそうです。

 写真の ”ショロ” は他の犬種とのミックスのようで、顔と脚には毛が生えています。つぶらな瞳が愛くるしいですね。

Frida Kahlo l フリーダ・カーロ

 メキシコが誇る女性芸術家フリーダ・カーロ。右足の膝までを切断するなどの身体的な困難を抱え、愛する夫との不和に苦悩しながらも、独自のアイデンティティを模索し創作活動を続けた彼女。「Pies, ¿para qué los quiero si tengo alas pa’ volar?(足なんて必要ないでしょう?私は飛ぶための翼を持っているのだから。)」、これはフリーダ・カーロの有名な言葉です。動物好きでもあり、猿やショロ(メキシカン・ヘアレス・ドッグ)、インコや鹿などを飼っていました。

 彼女のメキシコでの人気は凄まじく、そのアイコンは街中の至るところで目にすることができます。ちなみに、夫のディエゴ・リベラもメキシコ芸術界の巨匠の一人。メキシコ壁画運動の立役者で、彼の巨大な壁画作品は国立宮殿などに残されています。

 

Alebrijes l アレブリヘス

 アレブリヘスという名で知られているオアハカの木彫り彫刻。工芸作家それぞれが持ち味を活かし、動物や想像上の生き物をカラフルかつデコラティブに表現しています。20世紀半ば、張り子人形の作家だったペドロ・リナレスが病床で見た幻覚をもとに作り始めたのが起源だとか。世界中にファンも多く、有名な作家の作品はコレクターズアイテムにもなっています。


「リメンバー・ミー」を見てメキシコの虜になったあなた!メキシコに訪れる機会があれば、ぜひこれらのアイコンを探してみてくださいね♥

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